こぶとり爺さんの病名。鑑別診断と診断の根拠 小太り爺さん、いやいや、こぶとりじいさんのお話をご存知だろうか。このこぶとり爺さんの（私の個人的）医学的知見をご紹介します。この超有名な御伽噺を万が一知らない人は、どこかのサイトで調べて読んでくだ…

朝の番組で、三浦 瑠麗は 「人は最期を向かえるとき、周りはそれを必死に隠そうとする。いままでそれを何度も見てきた」 としたり顔でコメントをしていた。 本当にがっかりである。 三浦 瑠麗はいつも淡々とした口調でいろいろな方面のコメントをして、それ…

日本の死因と死亡診断書の大部分は世界基準から大きく逸脱 人はなくなった場合、埋葬法に従って埋葬します。主に火葬ですが、火葬をするには死亡診断書か死体検案書が必要です。 出典元：PhotoAC さて、解剖や死体検案については、またの機会にじっくり書き…

イチ、ニッ、サントリーのグルコサミンは当然全くいんちき サントリーは、製薬メーカーとして大成功したヤクルト（カンプトテシン）の後姿を見て、くやしかったのだろう。 カンプトは、三相試験から私も参加していたから馴染みがある。１クール50万円 歌舞伎…

「ためしてガッテン」というNHKの人気番組がある。 明石家さんまの「ほんまでっか」に匹敵する白痴ぶりで、まったくのインチキである。 医学系の内容に関しては、医師の間や医療業界では社会悪とまで評されている

日本で医療行為を行うには、日本の医師免許が必要だ。 もしくは、日本と同等の医療水準の国の医師免許が必要だ。 発展途上国の医師免許では、日本で医療行為は許されていない。 では、上記以外の、いわゆるマイナー国の医学部を卒業した場合、チョット抜け道…

グルコサミンのCMを容認する放送倫機構はクソ 「あなたたち、髪の毛を食べても髪の毛が増えないのは理解できるのに、なぜ、グルコサミンやコンドロイチンを食べても膝がよくならないという理屈はわからないのですか？」

医師には応召義務があり特別な理由がないかぎり診療は断れない 医師には応召義務というのがあります。特別な理由がないかぎり、診察を断ってはいけないのです。 出典元：PhotoAC 特別な理由とは、 医師の不在又は病気等により事実上診療が不可能な場合 であ…

ノロウイルスの空気感染はほぼなし。ほとんどが経口感染 ノロウイルスは空気感染するか否か マスコミがこぞってノロウイルスの空気感染を報道しているが、基本的には空気感染はまれであると（医学的には）一般的には言われている。 国立感染症研究所のホーム…

小学生レベルの職員の管理目的の出勤停止と出勤許可の診断書はナンセンス。 風邪の診察で、診断書を要求する患者がいる。 出典元：PhotoAC 全くアホである。 患者のレベルが低いのではなく、職場や学校のレベルが低すぎる 風邪で仕事を休むか休まないかなん…

禁煙治療は今まで保険適応の制約があった。 （一日の喫煙本数）×喫煙年数＞200 例えば一日10本10年吸っていたら、10×10＝100＜200で200未満なので、治療が保険診療の適応ではない。1日20本10年吸っていたら、20×10＝200なので、保険診療の適応である。 出典…

医師は「乳がん」とはあまり記載しません。特に癌を専門としている医師は、「乳癌」と記載します。今回は、一般人のレベルにあわせて、「乳がん」と記載します。 最近ちょくちょく耳にするのが「進行性乳がん」です。 チョット理解に苦しむ言葉で、癌には進…

がん家系なんてほぼなし。遺伝要素は多くて４％程度 「がん家系」についてです。癌と家系（遺伝性）は、ほぼ無関係です。 遺伝性というと遺伝子の問題で、遺伝子まで解明されている癌は少なく、ほとんどが後天的な因子で癌が発生しています。 よく「父が胃が…

ビームゲンというワクチンの添付文書の改定の通知が来た。 笑ってしまった。 インフルエンザのワクチンを例にとると、１Ｖ（バイアル）で1ml、正確には1.2mlくらい入っている。大人は0.5mlの接種だから、１Vで大人2人分のワクチンである。一日に12人だと6V空…

インフルエンザワクチンの効果が無いというのは根拠なし インフルエンザのワクチンは効果があるか無いか。 出典元：PhotoAC インフルエンザワクチンには二つの効果が期待される。 ①個別の効果としての重症化の予防②集団の効果としての発生率の低下 先ずは ①…

健康保険の診療における第三者行為による傷病 健康保険の医療行為についてである。 出典元：PhotoAC ときどき、窓口で、「どこもも悪いところは無いけど、健康診断がてらに検査をして欲しい」お大きな声で言う無知で無神経は人間がいる。 そもそも、健康保険…

バセドウ病として有名な、歌手の絢香。バセドウ病を理由に芸能界を引退して、その後復帰して個人事務所を立ち上げ、同時期に夫も小説家デビューを理由に俳優を引退して事務所を退所し、妻と一緒に個人事務所を設立し、見事に干さた。ずばり、バセドウ病で退…

020年まで品薄予想のB型肝炎ウイルスワクチンへの厚労省のクソ対応 夏は、看護学生や教育実習生が実習前にワクチン接種などのために診療所に来院する季節ですが、そもそも看護学校もバカ！看護学校の教官は全員アホかといいたい。 ①麻疹、②風疹、③水痘、③ム…

大手薬局２社、店舗で医薬品不正販売 対応マニュアル化 ドラッグストア大手2社の店舗が、医師の処方箋（せん）を持っていない患者に不正に医薬品を販売していたことがわかった。北海道にあるツルハの店舗では約10年にわたって行われ、患者への対応をマニュア…

馬鹿な医者の「何も異常ありません」は診断出来ていない証拠 今回は、みなさんにぜひ読んでいただきたい内容です。 先日、職員が夜から腹痛に見舞われ、悶絶打つくらい痛くて翌朝までどうしても我慢できず、夜中に救急病院を受診しました。 血液検査、腹部CT…

芸能人が癌をカミングアウトするたびに、いろいろな情報が報道される。 癌は不幸なことだが、それを常に美談にしようとするマスコミの姿勢には問題がある。 そんな中で、こんな記事を見つけた ”小林麻央の乳がん10訓【真似、ダメ、絶対!”

ときどき騒動を起こしているインフルエンザワクチンの供給問題です。 出典元：PhotoAC 昨年（2018年）は初期出荷が遅れに遅れて、プチパニックになりました。医療機関側も情報が来ず、対処のしようがなかったのですが、コレももちろん、間接的にはアホな厚生…

ビタミンCに風邪の予防効果も、風邪の病悩期間を短縮する効果も無い 正確に言うと、医学的根拠も統計学的根拠も全く無い。単なる都市伝説。 コーラに辛口と甘口が有る と同レベルの与太話である。 では、何故このような都市伝説が生まれたのか？ 出典元：Pho…

福岡市の市立保育園は7か所ともすべて布を使用しているそうだ。 すごい！！この地域だけ、昭和30年から時間が止まっているのだろう。 布おむつの是非は、議論すべきレベルのことではない。 恐怖すら感じる愚かな行為だ。