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ためしてガッテン

出演医師の監修を拒絶する「ためしてガッテン」は社会悪

 

ためしてガッテン」というNHKの人気番組がある。

明石家さんまの「ほんまでっか」に匹敵する白痴ぶりで、まったくのインチキである。
医学系の内容に関しては、医師の間や医療業界では社会悪とまで評されている

2006年(平成18年)4月5日放送の「常識大逆転!体脂肪の新改善術」について、2007年(平成19年)4月7日号の『週刊現代』が「NHK『ためしてガ〇テン』に捏造疑惑」という題の記事を掲載した。記事では、同日の放送では尼崎市の職員4人が生活改善に取り組んだ様子を紹介し、アディポネクチンの血液中の値が1人は上昇し、3人は「変化なし」として放送したが、実際にはアディポネクチンの数値が下がった疑いがあるとしている。これに対してNHKが発行元の講談社に抗議した。NHK側の会見では、3人のアディポネクチンの数値は5%から8%減少していたが、上下10%未満は測定器の誤差の範囲内として変化なしとしたとしている[5]。2007年(平成19年)4月11日の放送後、小野が「統計学的に有意な減少幅にならなかったために変化なしと表現したのであって、捏造の事実はない」と説明をし、番組公式サイトのトップページにも長期に渡って週刊現代への反論が掲載された。
2008年(平成20年)7月9日放送の「今年も猛暑! お宅の『氷』激ウマ大革命」で「20℃の水が凍り始めるまでに100分かかるのに対し、100℃の熱湯は30分で凍り始めた」とする研究論文があることを放送した。これについて、早稲田大学大槻義彦名誉教授が「物理学で未解明」などとして批判した[6]。高温の水のほうが低温の水より早く凍り始めることがあるという現象はムペンバ効果と呼ばれる
2009年(平成21年)4月29日放送予定分は、高齢者の転倒防止がテーマとなっていたが、同年3月15日にこの回を収録中に、エキストラとして出演していた60歳代の女性が、転倒の様子を観察する実験の最中に、転倒して左手首を骨折していたことが発覚した。NHKは本放送分では、事故のあった実験の含まれる部分は除外して放送するとした

引用元:WikiPedia

このあたりはまあ単なる放送倫理がらみであって、後述する社会悪レベルの医学的情報の垂れ流しに比べればどうってことはありませんが、この番組、医療倫理のほうで問題があまりに多い。
この番組は、どうも、(医師免許も医療の系統だった知識も全くない)敏腕(マヌケ?)プロデューサーが自分で論文を読み漁り、それをつなぎ合わせて稚拙なストーリーを作り上げている節があり、医師が出演している放送でも、出演医師の監修が全く入っていないようである。

 

 

こんなエピソードを、逆流性食道炎オーソリティーの医師が医師会の講演で話していた。

「先生方、”ためしてガッテン”という番組をご存知でしょうか。以前私はその番組に呼ばれ逆流性食道炎のお話をしました。事前の打ち合わせはなく、フリップはすでに作成されていました。治療の説明の時にフリップを確認すると、治療法が
プロトンポンプインヒビター
抗うつ薬
③~
となって、大変困り果てました。結局2番目はおかしいということでその場面を飛ばして撮影し、最後にその場面を取り直しました。もちろんもう一度撮りなおしても、フリップはそのままなわけで、スタッフみんなが
「早く終われよ」
という雰囲気で、自分自身も初めてのテレビ番組出演で大変舞い上がってしまい、その治療法を説明してしまいました」
 
番組放送後半年ぐらいは、ドキドキしていたそうです。医師として、こんなありもしない治療法を説明させられて心が痛んだそうです。

 

他にも傷にサランラップを貼る突拍子もない治療でホームページ上でお詫びを掲載する羽目になったり、このためしてガッテン、あまりにお粗末で、医学的にはまさに社会悪です。

 

このおまぬけサランラップ療法は、以前診察中に小さい女の子が顔にサランラップを(ガーゼなどを固定するテープで)張り付けてやってきました。

転んで擦り傷ができたそうで、案の定、傷がグジュグジュに化膿していました。

「ちょっと傷を見ますね」
サランラップを取ろうとしたら、お母さんが大きな声で
「とってはだめです!!!湿潤治療中なんです」

・・・・・
湿潤治療って、褥瘡などの治療でのウェットドレッシングのことかな?それだったら私は専門なんだが・・・・・。

 

感染がコントロールできていないで蓋をしてるからエライことになっているが。
それに、顔に必要でもないテープを張ったら、皮膚がかぶれるし、かぶれた皮膚の色素沈着とか、そっちの方が害になりそうだが。

 

その後も何度か電話で
「そちらでは湿潤治療をやっていますか?」
という問い合わせがあり、しばらくは受付も私も対応に困っていました。

 

さすがにこれには学会も重い腰を上げ、このサランラップのギャグ療法(心霊療法?)に対しては、まじめに警告文を掲載しましたが、そもそも、そんな専門学会のホームページを、一体どれだけ一般人の人が見るのだろうか。

 

私の記憶では、「ホンマでっか」には医師は出演していなかったと思うので、「ホンマでっか」はこのサイトでぶった切る対象にはならないが、科学者として科学的見地からいうと、この「ホンマでっか」もためしてガッテンに匹敵する愚かな番組で、この二つはお笑いギャグ番組として視聴してほしい。

 

ためしてガッテンはプロデューサーが間抜けで、ホンマでっかはコメンテーターが間抜けで、性質は違いますが、視聴者としては同じようになマヌケな情報を受け取ってしまいます。

 

追記

ためしてガッテンは現在ガッテン(GATTEN)に名前を変えて継続して放送されているが、相変わらず非科学的データ(データにすらなっていないが)を垂れ流し、各専門家からの指摘で謝罪すると言う放送事故を起こしており、厚生労働省NHKに対し事情聴取を行った。