ふるさと納税
引用元:産経新聞
泉佐野市といえば、不良財政でどこかのメロンの産地に次いで破綻するのではないかと噂をされていた(実際破産していた)市町村の一つだが、この「ふるさと納税」で一気に持ち直しました。
ふるさと納税は、感覚的にはクラウドファンディングと似ています。
出資を募って、見返りに製品などを返礼するという図式です。
ここで、普通の感覚だと、特産品を返礼品に選定するのですが、そのような定義をしっかり煮詰めなかったため、無関係の返礼品でどんどん出資を募ってしまったような感じです。
この総務省のおつむのめでたいことめでたいこと。
性善説にもほどがある。
ちゃんと縛りをつけないと、どんどんエスカレートするし、特産品以外で出資を募ることぐらい予想できなかったのか?
さて、この泉佐野市と総務省の対決ですが、先述の通り、まずは財務省のあまりに詰めの甘い制度を見切り発車したことが事の発端だ。
詰めが甘いあまりに、法の網の目をくぐって泉佐野市が、言葉は悪いが私腹を肥やした。
もちろん、法はその後に訂正されてゆくので、その網の目も小さくなるのですが、それでもその小さくなった網の目をくぐろうとした泉佐野市には、もはや正義のかけらも見えない。
猫でも犬でも、エサに近づこうとして警告されたら、その後警戒してエサから遠ざかろうとするのだが、生きるか死ぬか迄追い詰められた動物は、警告されてもエサに突進してくる。
つまり、泉佐野市は、もう、生きるか死ぬかの状態の空腹まで追い詰められた動物ということです。
2019年7月26日