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ガソリン

京都アニメーションの事件で一番に違和感を感じたのが、現在のガソリンの販売規制だ。

ガソリンは基本的には自走できる車輌への販売が原則だが、プラスチック製容器なら10リットルまで、携行缶などの金属製容器は60リットルまで購入可能だ。

これは、小型草刈機などへの使用を考慮してのものだが、やはり日本人特有の理論の甘さが垣間見られる。

日本人は災害時の理性が非常に保たれている人種だが、感情や利便性を重視する傾向にあり、理論だって物事が考えられない。

小型農耕器具への使用を想定するのであれば、中型草刈機ではディーゼル、小型の草刈機などでは、ガソリンも許可するのはわかるが、小型草刈機などのエンジンでは燃料タンクの容量は1L程度、多くてせいぜい数Lで、携行缶で60Lも販売する必要性はまったく無い。

また、危険物取り扱いの資格を有している者であれば常識だが、ポリタンク容器へのガソリン販売は自殺行為だ。ガソリンは不用意にチューブで車のタンクから抜き取るだけでも、チューブの材質や太さ(細いものはだめ等)などによっては静電気などで発火の恐れがあるものである。

少ない容量であれば金属缶ではなくプラスチック容器でもOkとする現行の法律は、前時代的であり、非理論的である。

出典元:PhotoAC

ガソリン販売はもっと徹底して規制すべきで、そのベースとなる農作業器具の動力は、小型のものはカセットボンベか電動、中型以上であればディーゼルと規制すれば、その規制の中で、よりすぐれた利便性を追求して、より良い機械が開発されてゆくだろう。
また、小型のガソリンエンジンを使用するものも、事業所などで危険物取扱の資格者を置くなどの法的整備が必要である。

 

 

2019年7月20日