菊地慶剛

五輪断行は「自殺行為」

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長が１４日に公開された米ＣＮＮテレビ系のインタビューで、東京五輪の開催を「正直に言って自殺行為のようだ」と話し、新型コロナウイルスの流行が加速する中で断行することに強い反対を表明した。日本政府の対応を「１０点中、２点だ」とも批判した。

この記事に対して、菊地慶剛というスポーツライター／近畿大学・大阪国際大学非常勤講師が下記のようなコメントを出している。

スポーツライターとしての立場から論じさせて頂くと、三木谷氏は日本を代表するIT企業の代表者であるのと同時に、楽天ゴールデンイーグルスとヴィッセル神戸のオーナーとして日本のスポーツ界を代表する立場でもあります。

残念ながら動画サイトでインタビュー内容を検索できておらず、三木谷氏の発言すべてを確認できていませんが、本来なら今回のようなインタビューを通して、日本が真っ先にコロナ禍で有観客試合を実施した成功例を海外に発信すべきではなかったでしょうか。

すでに五輪に関しては、国外のファンを受け入れず、参加アスリートにはIOCからワクチン供与されることが明らかになっている中、現在も有観客試合を実施しているスポーツチーム・オーナーの1人が世界に向けて開催を否定する発言をすることは、間違いなく日本に対する不信感を助長することになります。

 前半の文章がかなり野暮ったくて、この非常勤講師のオツムのほどは知れているが、この内容からすると、
”公人は、オリンピックに対して否定的であってはならない”
と言うことを言っている。

少なくともオリンピックに関しては、半数以上の国民が開催に対して否定的であるし、開催ができる科学的理論的根拠がほぼ皆無であるといえる。

自殺行為とはまさにその通りだが、それを素直に口にしてはいけないのか？公人、スポーツ関係者は。