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コロナ対策、医療現場にとにかくお金を出さない政府

ちょっと細かい話ですが、日本政府が新型コロナウイルス対策に対して、どれだけ医療現場にお金を出し渋っているのか。

 

持病のある人が診察に行って感染しないよう、電話再診を認めたが・・・


電話での診察は、オンライン診療というものが少し前より導入されているが、このコロナ禍では、オンライン診療の条件を満たさない場合も、特別に電話再診と言うのを臨時処置として認めた。
電話で診察を受けていつもの処方を出してもらうというシステムだが、コレに対して一般診療所の開業医は徹底的に抵抗して、患者からの電話再診の申し出を拒否する。
このシステムだと、実際受診する患者も、電話で診察を受ける患者も、密を避けることが出てウィンウィンだが、コレを拒否する診療所の医師が多い。

それはなぜか?

そう、再診料がべらぼうに安いのだ。

3割負担、院外処方で血圧の治療を受けていると仮定すると

①対面診察(普通の診察)
 特定疾患療養管理加算+再診料+外来管理加算+明細書発行加算+処方料
=2250+730+520+10+680+680
=4850円(3割負担1460円)

コロナ禍での特例の電話再診を行うと

②電話再診
=2080円(三割負担で620円)
 

この電話再診はを認めるうえで、厚生労働省
「医師の責任において、~医師の責任で~医師の責任である」
等と3回も「(お前たち)医師の責任だぞ」と強調して、電話と言う限られた状況での診察でさらに責任も重い診療において、一般の対面診療の半分以下の診察料を設定した。
そりゃ、誰もこのシステム(診察)をOKとは言わず、全く普及しなかった。つまり、密を避ける一つの手段であるが、誰もこのシステムを申し出を受け付ける医師はいなかった。


その後、2回、電話診察料を値上げしたが、最終的には、
①一般診療=4850円(3割負担1460円)
②電話再診=3550円(3割負担1070円)

最終的にはコレに落ち着いたが、それでも一般診療より値段を下げて、
コロナ禍での診察の密を回避するための診療形態の普及に強烈なブレーキをかけた。

 

本当にクソだな、厚生労働省は。

 

 

 

高齢者の接種が始まった新型コロナウイルスワクチンの一般診療所での予防接種

一般診療所では、ワクチンの公費でのワクチン接種と言うものを行っている。
公費でのワクチン接種にはこのようなものがある

  • 高齢者に対するインフルエンザワクチン
  • 高齢者に対する肺炎球菌ワクチン
  • 中学生女子に対する子宮頚癌ワクチン
  • MR(麻疹風疹)ワクチン
  • 日本脳炎ワクチン
  • DT(ジフテリア破傷風)ワクチン etc

これらの接種料金(手技料)は、一人当たり3500円前後である。

ところが、今回の新型コロナウイルスワクチンの接種手技料は、半年前より厚労省日本医師会で取り決められて

2277円(税抜き2070円)

に設定された。
未知のワクチンで、副反応が比較的多く報告されており、いろいろな対処が必要であるにもかかわらず、また、被接種者自身も不安でいろいろ説明を求めるであろう状況で、さらに、密を避けて15-30分院内で待機させる必要もあるワクチンの接種料を、日本政府は、ずっとずっと安全だといわれている一般ワクチン接種料の65%の価格設定をした。

 

そのため、普通のワクチン接種をしている診療所でも、新型コロナウイルスワクチンの接種の手上げ(手上げ=受託(打ちますよ))をしないのはそのためだ。
大変で危険なワクチンが普通のワクチンより安い手技料だから当たりまえ

 

本当にクソだな、厚生労働省

 

 

日本政府は、新型コロナワクチンの様々な対策に対して、一般医療費よりさらに安い医療費設定をしてきている。