シャープのマスクはボッタクリ:下手すると社会悪
シャープが明日よりマスクを販売する。
送料別で2980円。
いくらなんでもボッタクリ。
法外な価格設定で今後の市場価格に悪影響を与える可能性が高く、単なる社会悪である。
シャープはクリーンルームで、非常にクリーンな環境で製造しているとしきりに主張するが、いくらクリーン環境で製造しても所詮は非滅菌。
もちろんマスクが滅菌されている必要はないが、2980円が、エチレンオキサイドガス滅菌されている滅菌マスクであれば、もう少し納得しやすいが、それでも、滅菌マスクであっても2980円は法外な価格設定だ。
あまりに非常識な価格設定なので、販売しないほうがまし。
ところで以前にも書いたが、シャープが一日50万枚製造したとして、一箱が50枚入りだと一日1万箱の製造。
日本の全国民に行き渡るのに
120000000(全人口)÷10000(箱/日)=12000日
12000日=32.87年
つまり33年かかってやっと全国民に一人一箱ずつ行き渡る。
ところで、シャープは以前に、しきりにクリーンルームでの製造を主張して、世間一般の評価から乖離して総スカンを食らった全例がある。
そうです、あの、
「世界の亀山モデル」
です。
超クリーン環境で製造して、液晶のドット抜けがべらぼうに少ない、その代わりべらぼうに高額の価格設定で、日本中のユーザーから総スカンを食らって、会社が傾いた。
今回も同じ。
私たち医師からしてみれば、いくらクリーンルームで製造しても、非滅菌なので、2980円はもう暴利をむさぼっているとしかいえない。
「世界の亀山モデル」のマスクなんか不要。適正価格で、線維のクオリティを補償するほうがよほど重要。
日本人もめでたいめでたい