ヘパリーゼ
今回は「ヘパリーゼ」です。
肝臓を意味するヘパと、酵素のLiseの間抜けな造語で、便所の芳香剤を作っていた会社が今は膀胱炎の薬と称していんちきな商品を売っている(その他多数お笑い命名されたラインアップあり)が、ヘパリーゼという命名は、便所の芳香剤メーカーのお笑い命名に匹敵する間抜けな造語です。
外科医だと、肝動脈をHepatic arteryと呼ぶので、肝臓のギリシャ語に当たるHeparはなじみである。
さて、もう説明する必要も無いですが、肝臓を食べても、そして肝臓を分解?したものを摂取しても、肝臓は良くなりません。
二日酔いで肝臓が痛んでいるから、肝臓水解物を摂取する、もしくはあとから摂取すると二日酔いに効くと思うのは、何かのギャグとしか思えない。
MRでさえ効くと思っている者がいるから、日本はやはりおめでたい国だ。
二日酔いの原因は、アルコールそのものではなく、その脱水素酵素で分解されたアルデヒドによって起きる現象で、二日酔いの科学的(理論的)対処法は、コレが比較的正しいと思う。
引用元:WikiPedia
[caption id="attachment_206" align="alignnone" width="632"] 出典元:PhotoAC[/caption]
>この画像は二日酔いで出てきたけど、依存症のほうの構図かな(笑)
この肝臓水解物は
あまりにばかばかしくて、PubMedで検索する気もうせたので、最後にコレを書いて終わりにします。
最後に、「ヘパリーゼ」は二日酔いに効くなんて一言も書いてありませんよ。
メーカーのホームページを抜粋すると
引用元:新ヘパリーゼドリンク
ほら、ココで書いてあるとおりです。
決して
「このドリンクは肝臓の働きを助けます」
とは書いていません。そりゃ、そんな効果ありませんから。