ホメオパシー
ホメオパシーは200年以上前の非科学理論でFDAは社会悪と断罪
ホメオパシーについてです。
ホメオパシー(漢字表記では同質療法[1]、同種療法[1]、独: Homöopathie、英: homeopathy, homoeopathy、homœopathy)とは、「その病気や症状を起こしうる薬(や物)を使って、その病気や症状を治すことができる」という原理のもと、1796年にザムエル・ハーネマンが提唱した[1]。またホメオパティとドイツ語風に呼ばれることもある[2]。 ホメオパシーの理論・効果については、現代医学の研究結果でプラセボ(偽薬)効果以上の効果はないとされている[3][4][5][6][7][8][9][10]。 用いられる薬の「レメディ」は、現代医学の見地からはただの砂糖玉にすぎず、それ自体に害は無い。しかし本来は適切な医療行為を受けるべき人が代わりにホメオパシーを使うことで死亡事故などが引き起こされる事がある。日本では2009年に新生児に与えるべきとされるビタミンKシロップの代わりに助産師がレメディを用いて新生児が死亡した事件がある。 引用元:WikiPedia
別に宗教の領域で布教活動をされる分には構いませんが、ホメオパシーを治療の分野に持ち込むと、もう、社会悪としか言いようがありません。
1796年に提唱されたとありますが、13世紀より出現した錬金術の全盛期がこのホメオパシーと重なります。
金色のものを精製すると金が析出するという理論(理論というより宗教の教義に近い)は、現代人の誰もがおかしいと思うでしょう。なのに、なぜこのホメオパシーの理論(理論ではなく宗教の教義)はあり得ないということがわからないのでしょうか。
それは、ホメオパシーが治らない(治療法のない)病気を抱えている人の心の隙をついてくるからでしょう。治らない病気に治らない治療(自称治療)、笑ってしまいます。
ではホメオパシーの原理を簡単に説明しましょう。
ようするに、
ある物質は毒だが、それをものすごく薄めると毒性は消えるが治療に使えると。
ではそんなに薄めたら、その物質の効果がないのでは?と。
でも大丈夫。水には記憶があり、いくら薄めてもその記憶はなくならないよ。
う~ん、もはや宗教としか言いようがないです。
悪いことを起こしている物質をものすごく薄めて毒性を消して、それを砂糖にしみこませるとその物質の記憶が水から砂糖に乗り移って、その砂糖(レメディと呼ぶ)を飲んだら病気が治る!!
これって、輪廻転生に近い考え方で、まあ、要するに宗教です。
新生児の出血予防にビタミンKを飲ませる必要があるのに、こともあろうか、ホメオパシー信仰者の基地外助産師がレメディを飲ませて、その後赤ちゃんが頭蓋内出血で死亡して裁判になった例が、この現代日本で起こっています。
アメリカでは、数年前よりFDAがホメオパシー治療の規制に乗り出しています。
遅すぎる感はありますが、治療に宗教を持ち込んだら、規制されるのは当たり前です。
最後に、西洋医学で治らない病気に対して、ホメオパシー信仰者は、代替療法としてホメオパシーを切り札として提示したりします。
もう、その時点で、
「あなたの病気は治らないから神に祈りなさい」
と言っているのです。