WikikiPedia

WikikiPedia

独断と偏見に満ちたencyclopediaエンサイクロペディア

アルミテープ

ト△タが特許を取得したと報道され、国内の車好きの中で、議論を呼びました。

要するに、アルミテープを張ったら、帯電していた樹脂パーツが放電して空気抵抗が減った

この特許に対して、樹脂は電気を通すだの通さないだの、専門的な言葉を交えて賛成派反対派がものすごいバトルを繰り広げています。

しかし、この理論とデータ(理論やデータにすらなっていないのですが)を真剣に議論する必要があるのでしょうか?
妖怪ウォッチの原理を真剣に議論する以上にばかげたものです。

ト△タのような巨大組織で、こんなバカげたことを発表することを止める人が誰一人いなかったのは、悲しいことです。

自動車の未来を切り開くべき指導的立場にあるト△タがこんなバカげたことを口走るとは、

数十年来の親友が、実は悪魔の復活を真剣に進行しているカルト宗教の熱心な信者だった

くらいにショッキングでした。

特許の定義

ちなみに、特許とは

特許法第29条第1項
産業上利用することができる発明をした者は、次に掲げる発明を除き、
その発明について特許を受けることができる
一 特許出願前に日本国内又は外国において公然知られた発明
二 特許出願前に日本国内又は外国において公然実施をされた発明
三 特許出願前に日本国内又は外国において、頒布された刊行物に記載された発明
又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となつた発明

特許法第29条第2項
特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項
各号に掲げる発明に基いて容易に発明をすることができたときは、その発明について
は、同項の規定にかかわらず、特許を受けることができない

つまりは、
誰も考えたことが無いもの

その分野の専門家が考え付かないこと
が審査の基準です。

そりゃ、アルミテープを張ったら空気抵抗が減るなんて馬鹿げた考え、誰も考え付かないでしょう。

そして、特許の審査の基準は単なる独創性の問題で、その特許の請求事項の理論を審査するものではありません。

メルセデスは自動車の未来と真剣に向き合い、生み出した創意工夫の大部分は特許をとらないそうです。なぜなら、本当に車にとって有用な工夫は、広く一般に普及し活用されるべきだと考えているからだそうです。
もはや迷走を続ける日本の、いや世界の巨大メーカーは、車の未来と真剣に向き合うことを放棄して、残念ながらアルミテープというカルト宗教に走ってしまいました。

SEVなどに代表されるオカルトグッズを、自動車の未来の一端を担うべきト△タが推奨して発売してしまえば、自動車の未来はどうなるのでしょう。